さてさて、
旅日記でございます。
1日目は金沢フォーラスのレストラン街にある「ポムの樹」でお昼を食べたのですが、
おいしかったです。
オムライス大好きですっ♪
それにしても、
フォーラス、
めっちゃ広いしきれいだし『おされ』です。
『おしゃれ』じゃなくて『おされ』です。
時間あったらゆっくりお買い物したかったなぁ~。
で、
2日目は「兼六園」へ行く…ってだけの予定だったのですが、
なんとっ、
これが予想外の展開へっ。
と、いうのも、
兼六園へ行くためにタクシーへ乗ったのですよ。
(てか、バスでもえかったんじゃない?…ってなオチなんですけどね(^_^;)…)
で、その乗ったタクシーのおっちゃんが
「どっから来たの?」
と聞くので
それぞれが自分の住んでる地域を言ったのです。
もち、わたしは「広島」と。
そしたら、おっちゃんが
「わし、若い頃福山に居ったんよ」
と。
ほんで、
「兼六園行くだけか?」
と聞くので
「まぁ、きょうはぽるのくんのライブがメインなので、
その前に兼六園ぐらいは観て行こうかな…って(^^ゞ」
なんて言ってたら、
「ああ、
あれかっ。
産業展示館じゃろ?
きのうも行ったり来たりしたわぁ」
って。
…話が通じるの早っっ(爆っ)
で、
「ありゃあ、夕方じゃろ?」
と言うので
「出来ればきょうは2時までに上がりたいんですよ」
と言ったら、
「じゃあ、おっちゃんが2時までに着くように送ってやっから、
どうやっ、今からおっちゃんが観光案内したるっ。
本当は今からだと5時間あるから、3万円の貸切やけど、
あんたらお金無いやろ?」
「あはは…、はい(^^ゞないです…」
「やせろ~。
やから、
半分の15000円でどうや?
今走ってる分は要らんから。
兼六園も連れてってやっから。
せっかくなんやし、ひがし茶屋街やら尾張町、武家屋敷観て帰れ」
と、なんかすっごい勢いで言い始めたんです。
で…
この「15000円」というのが高いのか安いのか
この時点では全然わかんなかったんですよ。
でも、あまりにおっちゃんが張り切ってるので(爆っ)
結局お願いすることに。
すると、
「よっしゃっ!!
じゃあ、まずは加賀友禅のお店連れてってやっから」
と言って、
1軒目「木倉や」へ。
きれいな加賀友禅をたくさん見せていただきました。
そして、
ここからがおっちゃんの凄いところっ!!!!
「おかみ(=このお店の奥様)、
この子ら遠くから観光に来てるんやから、
なんか土産やってくれっ」
と言って、
加賀友禅の入れ物に入っているソーイングセットをいただいてしまいました(^^ゞ。
で、おかみさんの一言もこれまたおもしろかったです。
「○○さん(=運転手さん)は、顔は怖いけど、優しい方だから、大丈夫よ」
…あはははは;
確かに、その通りかも(爆っ)
2軒目は『飴の俵屋』。
ここは、以前から行ってみたいと思っていた場所なので、心の中で「らっき~♪」と叫んでたわたしです。
で、ここでも凄いのが、
わたしたちの乗ってるタクシーが角を曲がった途端、
先に「観光案内」していた別会社のタクシー運転手さんがいきなり駐車場へ誘導してくれるんですっ。
なんちゅー連係プレーだっっっ?!?!
と、驚いていたら、
おっちゃんが「あっちの運転手に“1時間いくらですか?”って聞いてみ?」と言うので、実際聞いてみると、「6000円云々」という額。
…5時間に換算すると…3万(驚っっっ!!!)
こりゃあ、どうやら15000円で5時間っていうのは『破格値』のようです。
『俵屋』で、じろ飴を試食し、元々買う予定だった「練乳飴」を買いました。
そうそう、この『俵屋』。
あの神田川俊郎さんもいらしてるんですよ。
写真がありました。
料理人にも愛されている飴、ってことですね。
3軒目は『金銀箔工芸さくだ』。
ここでまず「金箔のできるまで」という説明を聞きました。
この説明してくれるおじさんがまぁたおもしろい。
ずーーーーーっと「棒読み」調子で、
「これがあーなってこーなってなんですな。
で、これがこーなるわけですな。
これを何十回と繰り返してこうなるわけですな」
と、“ですな”オンパレードでした(^^ゞ
ちなみに、金箔を作る際に使用する紙があるのですが、その紙を再利用したものが『あぶらとり紙』でして、京都『ようじや』のあぶらとり紙は、実は金沢から送られているものなのだとか。
あらまっっっ、驚きっっっっ(◎0◎)。
説明を聞いた後は、
金箔入りのお茶を御馳走になったり(もち、無料)、タクシーのおっちゃんが金箔化粧品なるものを持ってきて、それをちょっち無料体験したり(ものすんごいお肌つるっつるになるんです♪)、あぶらとり紙の端切れをいっぱいいただいたり、そしてそしてっ、なんとっ『金箔張りのトイレ』を見学!!!!
これがすんごいんだわっ。
香港の友達が、「香港でこんなことするは、みんな、金を取る♪ 香港では金は高いですから。だから、こんなこと(=金箔トイレ)はできないんだ」と、驚いてました。
ちなみに、金箔張りってことは、当然ですが、トイレじゅうがぴかぴかぴかぴかするので、落ち着いて「御用事」できませんです(^_^;)゜゜゜゜
さて、
次に訪れたのは『ひがし茶屋街』。
まずは前田藩御用達だった『懐華樓』。
お茶屋の中で、唯一『前田藩』の武士のみが使用できる、いわゆる御用達だったお店で、玄関には扇をかたどった石畳、そして階段は朱塗りでとても広いのです。なぜ広いかと言うと、逢引の際、男女が仲良く寄り添って出入りするため…だったとか。
『志摩』というお茶屋の前では、記念撮影しました。
このとき、運転手のおっちゃんが番傘を借りてくれまして、朱色のきれいな番傘と一緒に写りました。
ふつうね、貸してくれんのですって(^_^;)。
…おっちゃん、すごいなぁ~;
さて、
茶屋街のつきあたりに一際気になる看板『コールドパーマ』!!!
昭和初期をぷんぷん漂わせるこの看板、
じつは今も現役の「髪結」のお店で、芸子さん御用達のお店なんですって。
あと、芸子さん御用達の銭湯もすぐ近くにありました。
さてさて、茶屋街を後にすると、
タクシーで移動しながら主な名所を軽く紹介してもらいながら、
無事、兼六園へ。
わたしたちが兼六園へ行ってる間、おっちゃんはしばし休憩。
兼六園へ入ると…
ものっそ暑いっっっっっ。
日焼けしたのは言うまでもありません(^_^;)゜゜゜
で、見ましたよ、灯篭。
えーっと…
想像してたんよりも、ちっちゃくてかわいいですな…(^^ゞ゛゛゛゛
兼六園をぐるぅと一周して、おみやげ街でお昼ごはんを済ませ、ふたたびおっちゃんと合流。
「ついでに石川城も見て来い」と言うので、お向かいの石川城へ。
まぁ~、広い広い…、暑い暑い…(え?)。
見学を終えてタクシーのところへ戻ると、
「あんたぁ、広島にもマクドナルドあるじゃろ?」
と聞くので
「はい、ありますよ(・。・)」
と答えると
「ほな、これやるけぇ」
と、なんとっ、マクドの全国共通『無料コーヒー券』を6枚もくれましたっっっっ。
タクシー仲間がくれたのだとか。
うわぁ~い、らっきーーーー♪
あ、ちなみに、この無料券、ライブ後のお食事会の時、他のポル友さんにもおすそ分けしました(^。^)。
で、再びタクシーに乗り、
今度は武家屋敷跡へ。
御存知の通り、この近くは香林坊・片町があるところ。
表はとっても賑やかだけど、一歩入ればこんなに静かな武家屋敷跡があったんですねぇ。
武家屋敷跡を歩いた後は、
「尾山神社」へ。
ここで参拝して、
本日の旅は全て終了。
『さんてん』へ行くまでの道中、
「ぽるのくんも広島の人なんですよ。因島の出身なんです」
と言うと、そのことを知らなかったおっちゃんは、
「なんやっ、そうやったんか。
広島県民がんばっとるんやなぁ」
と。
おっちゃん、ぽるのくんのことも応援してあげてね♪
てなわけで、
無事、2時前に『さんてん』へ着いて、
ほんまに15000円でいいと言うので、ご好意に甘えまして15000円だけを支払い、
おっちゃんとお別れしました。
ほんっと、最初はどうなるんだろ…って思いましたけど、
見かけによらず「優しいおっちゃん」でした(爆っ)
参考までに、
観光タクシーで15000円というのは、実際は3時間未満の料金です。
いろんなタクシーのサイトに「観光タクシー料金」が載っているので、見てみてください。
いかに、わたしたちがラッキーだったか…ってことですね。
広島県民ってだけでこんなに親切にしてくれるとは思ってもなかったです。
おっちゃん、ほんまにありがとう(^。^)