きょう、
某喫茶店にて
ヴァイオリンとピアノによる生演奏をやってました。
喫茶店でやる…ってことは
「みなさんに、くつろいでもらう」っていうのが大前提での演奏になるわけですが…
これが…落ち着かない(爆っ)
選曲はいいと思うんですよ。
「愛のあいさつ」とか「アマポーラ」とか
「タイタニックのテーマ」とかね。
でもね、
演奏するほうが『演奏』に必死になってて
「ここは喫茶店ですよ」ってことを
どこまで把握して弾いてるのかなぁ~…って
とっても疑問でした。
みんながリラックスしながら
コーヒー飲んだりケーキを食べたりできるよう
演奏してこそ
『生演奏』をやる意味があるわけですよ。
だけど、
「なっ、
なんか落ち着かんなぁ~…」
ってな演奏が、ずーっと続きました( ̄▽ ̄;
最初は
わたしが「気にしすぎ」なだけかなぁ~…って思ってたけど、
『君の瞳に恋してる』って曲で妹もさすがに「んっ?」って思ったそうです。
だって、
サビになった途端、びっくりするぐらい加速するんだもん(爆っ)
「いくらなんでも、そりゃないだろ~っっっっ( ̄◇ ̄゛?!?!」
って、
演奏中、心の中で突っ込み入れまくってました(笑)
たとえば、
同じ曲を弾くにしても、
ホールで弾くのか、試験で弾くのか、喫茶店や披露宴で弾くのかによって
「テイスト」を変えなくちゃいけんわけです。
特に、喫茶店などのように
どんどんお客が入れ替わる場所では
雰囲気、年齢層などを瞬時に把握して
場合によっては「急遽、演奏曲差し替え」って機転も大事です。
わたしは披露宴の演奏のバイトをしたことがあるのですが、
その打ち合わせの際、
「とにかく、ハプニングがあるのは当たり前だから、
時間を短縮できたり、伸ばしたり、盛り上げたり、落ち着かせたりできるよう、“上手に演奏”しなくていいから“雰囲気を把握して”弾き続けてください。
あと、スタッフと司会者の指示が、いつ、どこで飛んでくるかわからないから、しっかり隅々まで常に見渡してくださいね」
って言われました。
とてもじゃないけど、楽譜見る暇なんて無かったですよ。
最悪、「即興」で時間を繋ぐってことも当たり前でしたから。
喫茶店やレストラン、披露宴などでバイトしている演奏家のみなさんは、きっとたくさん居ると思いますが、
「自分をアピールする」ことよりも
「お客さんに心地よく、食べたり飲んだりしてもらう」っていう“おもてなしの心”を常に心がけて、がんばっていただきたいな…と、思いました。