「のだめ」で聴いてから
久々に自分が持っているCDを引っ張り出して聴いてみました。
昔はあんまり興味なかったんですよ、こういう曲。
なぁんかよくわかんないというか…
「何でこういう展開になるの?」
ってな感じで、
聴いていてもつまんないというか…。
このCDのピアニストの音は好きだったんだけど、
いまいち…ラフマニノフが何を書きたかったのかが…
わかんなかったんですよ…
まっ、
それだけ若かったってことかしら?(そーなのか??????)
でも、
こうやって今聴くと
すごく切ない。
なんか搾り出すような…
内から何かを解き放つような刹那さがありますね。
ロマンチックなメロディー・ラインのピアノと
重厚なオーケストラ(特に弦楽器)の融合が、
聴いていてどきどきしてしまいます。
改めて全3楽章通して聴いて思ったのですが、
ちゃんとストーリーになってますねぇ。
何か1つの物語があって
それを3楽章で綴られている感じを受けました。
で、
わたしが持ってるCDのピアニストは「セシル・ウーセ」って人なんですけど、
この人のピアノって、
ミスタッチがほとんど無いのと、
音が「真珠」のようにきれいな丸みと艶、輝きを持ってるんです。
それでいて、
旋律の持つ「刹那さ」を上手く描いているんです。
思わず、身を預けたくなる音です。