今回は【たくさん】を意味する「えっと/よーけぇ」、
【少し】を意味する「ちぃと」を描いてみました。
まずは【たくさん】を意味する「えっと」「よーけぇ」について。
厳密にいうと「えっと」「よーけぇ」は
もともとは使い分けられてた言葉…のようなのですが、
最近はそこらへんが多少曖昧になってる…、と言われてます。
ちなみに、
「そんなことあまり言うもんじゃないわよ」
というニュアンスの言葉を
広島弁では
「そがぁなこと(あるいは“ほがぁなこと”)、えっと言わんのんよ」
と言います。
【余計なことをたくさんいうな】
という意味合いから【えっと】を使います。
「あまり怒るな」→「えっと怒るな」と、なります“d( ̄▽ ̄♪
「よーけぇ」は量に対して使います。
標準語でいう「たくさん」に相当する言葉です。
ちなみに、この言葉は発音がかなり曖昧なため
「よけぇ」「よーけー」「よぉけ」「よぉけぇ」などと表記される場合も…( ̄▽ ̄;ややこやしい(爆っ)
次は【少し】を意味する「ちぃと」。
「ちぃと」も量に対して使います。
「少しある」→「ちぃとある」と、なります“d( ̄▽ ̄♪
ちなみに
イラストに描いてるように「えったぁない」という言い方を用いる場合もあります。
これは「たくさんはありませんが…」という意味合いで使います。
また、表記ですが、
この「ちぃと」も曖昧な発音のため、
「ちーっと」「ちぃっと」などと書かれることもあります。
余談ですが
「ちぃと」に似た言葉で「ちったぁ」という言葉があります。
これは【少しは】という意味の言葉ですが
数量に対しては使いません。
たとえば、
「少しは勉強しなさい」→「ちったぁ勉強しんさい」
「少しはよくなった」→「ちったぁよぉなった」
など、状況などに用います。
以上、
たまに描いてみたくなる「広島弁講座」でした( ̄▽ ̄ゞ