むかぁしね、
教育実習に行った時のこと、
家庭科のベテラン先生に
「音楽の先生はいいわよねぇ~。
あなたたちが適当に伴奏して、
子供に適当に歌わせておけば“授業”になるんだから~」
って、ものすんごく皮肉たっぷりに言われた。
ので、
わたし、
そこでブチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…と、キレたんですわぁ(爆っ)。
よっぽどか『売り言葉に買い言葉』で
「そういう家庭科こそっ、
針と糸持たせておけばいいから楽じゃんっ」
って言い返してやろうかとも思ったのですが、
いやいや、
それでは悔しいので、
徹底的に音楽の指導の難しさを説教してあげました(爆っ)。
まっ、
そのお陰で、それ以来、
家庭科のベテラン先生には「いびられずに」済みましたが(^^ゞ。
そして今、
時々…
「あんたはいいわよ、
好きなこと教えてりゃいいんだから」
なんて言う友達とか居ますけど、
あのねぇ、
はたで見てるほど「楽」じゃないんだからねっ。
てか、
こういうこと言ってる人に限って、
親になったらなったで…
自分の子供のレッスンのことになると“やいやい”うるさい…。
自分の子供がちゃんと練習しないことは『棚』に上げといてさぁ~…。
「誰々先生がちゃんと面倒見てくれん」
とか
「○○ちゃんばっかり贔屓する」
とか…。
そんなこと言う前に、
自分の子供がちゃんと努力して練習してるか、
冷静に見てみなさい。
まっ…
それはさておき…
確かに、
「ピアノの先生」になりたくて、
おかげさまで「ピアノの先生」になりましたよ。
はい、好きで始めた仕事ですよ。
でもね、
「楽」ではないからっ。
『好きなこと教えてりゃいい』なんて、
ちっともそんなん無いっ!!!
そりゃあ、中にはそういう先生も居るんかもしれんけど、
わたしは少なくとも無いっ。
自分が「楽だなぁ~」って思ったことは全然無い。
『教える』ということは『責任』も圧し掛かってくる。
自分が教えたことを生徒が覚えていくわけだから
「いい加減」なことは絶対できない。
よく、
音楽業を「道楽業」みたいに言ってる人も居るけど
じゃったら、そういうこと言う前にあなたたちやってごらんなさいな?
「道楽」なんかでできないから。
まっ、
観ている側・聴いてる側にとっては「道楽」だけど…。
やる側にとっては「道楽」ではないからね。
そりゃあね、
プロの人で「好きでやってることなので」なんて言ってる人も居ますよ。
でもね、
その裏ではめっちゃ努力してんのよ。
それをただ表に出さないだけです。
それに、ある意味「自分に言い聞かせている言葉」なのよ、あれは。
とにかく、
「暇人」じゃないから。
たまたま、
レッスンが夕方が主なだけであって、
昼間は自分の練習したり、
資料集めに奮闘したりしてんだから。
プロだってそうです。
何も「ライブ」とか「CD出す」だけが仕事じゃないし。
表で活動してなかったら「仕事してない人」ってすぐ決め付けないっっ。
裏でちゃんと「表に出るための準備」とかしてますっ。
その期間が人によって長いか短いかだけの話。
1つの作品(CD)に5年も6年もかけて発売するプロだってうじゃうじゃ居るし、
全国区じゃなくても、地方で地道に活動してる人だって居る。
何も「テレビ」出たり、「ヒットチャート」に入る人たちだけが『仕事してる人』ではないっ、
ってことです、はい。
そんなわけで、
音楽業の人に対して、
「お気楽人生でいいわね」
とか
「ちゃんと働いたら?」
とか
みたいなこと、
二度と言わないでほしいもんですっっっっ( ̄^ ̄メ!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ~、
これだけ言ったらスッキリした~~っと。